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先日、「串柿の里」として有名な和歌山県北部の四郷(しごう)へ行って来ました。 ![]() 「四郷」は伊都郡かつらぎ町の北部にある幾つかの集落の総称で、三国山山頂(886m)を少し南側にくだった所にある標高500m前後の準高原地域です。南向き斜面で日当たりが良いという地理的特徴と、冬に冷たく乾いた風が山から吹き降ろすという気候的特徴が良質な串柿作りに適しているそうで、400年も前から特産品として作られてきたそうです。 ![]() 堀越集落の風景です。山の斜面につくられた集落である事がおわかりになると思います。かやぶき屋根の家がまだたくさん残っています。「天空の庭園集落」です。 町へ出るには、見えています山の向こうまで行かなくてはなりません。オートバイや自動車が普及するまでは、町への往復は1日がかりだったと思います。今では、東谷バス停からJR笠田駅まで、路線バスで25分程です。ここ堀越からでも、高野口の町(真田幸村(信繁)の幽閉所としても有名)まで車で30分くらいだと思います。 ![]() 自家用の野菜をつくるためのちょっとした畑です。このような急な斜面を畑として利用しなければいけないほど傾斜がきついところにある集落です。畑の端にちょっと花を植えているところなど、趣があります。 ![]() 堀越の串柿です。斜面に間伐材や竹を用いて干すためのやぐらを立ててあります。茅葺屋根の建物の中にも串柿が干されています。背後の山の紅葉が素晴らしいです。 ![]() 堀越観音を訪れました。本尊は十一面観音だそうです。秘仏だそうです。癪(しゃく)に対して霊験があらたかなのだそうです。癪という古い症状名には腸のけいれんも含まれると思いますので、私たち患者の癪が楽になりますようにと手を合わせてきました。 (^^) 境内のイチョウの木が陽光に照らされて、黄色が燃えるようでした。 ![]() 堀越観音から上を見上げたところです。上にもお堂があります。緑の針葉樹と紅葉した広葉樹のコントラストが素晴らしいです。 ![]() 堀越観音境内から堀越の集落を眺めたところです。画像からは少しわかりにくいかも知れませんが、集落はたわわに実がなった柿の木で満ち、あちこちに串柿が干されています。画面左の柿の木の枝ぶりも見事です。人知れず存在する理想の住処(すみか)、「桃源郷」ならぬ、まさに「柿源郷」(しげんきょう)です。日本人にもっとも郷愁を湧き起こさせる情景の一つだと思います。 この風景を絵に画いている人がいました。草はみも少しは絵が画けたらと非常に悔しく思いました。 ![]() かやぶき、わら土壁、板戸の納屋です。素朴さが素晴らしいです。 ![]() この納屋の脇に養蜂箱が置かれていました。ミツバチたちが忙しそうに出たり入ったりしていました。いったい、どのような花の蜜を集めてきたのでしょうか。 ![]() 色付いたカエデです。これも陽光に照らされて、朱く燃えるようでした。 ![]() ![]() 中畑地区の串柿です。道路に沿って、ずーーっと先まで続いています。はるか向こうに見えているのは大久保地区です。谷を渡らないと行けません。 ![]() 鉄骨で組まれている干し竿もありますが、やはり木で組まれたものに風情があります。 ![]() 歌川広重風な構図で、干されている串柿の間から谷の下の集落を望んでみました。 ![]() 大久保地区の吊し柿と串柿です。吊られている柿の真下の畑には大根が植わっていました。 ![]() 定福寺のすぐ際まで干し台が作られています。 ![]() 何箇所かに農産物の無人販売がありました。小銭をたくさん用意して行ってください。干し柿、甘柿、野生のムカゴ、ゆで竹の子の瓶詰め、フキの佃煮など、いろいろとありました。 ![]() 平地区で甘柿を買って、先ほど通ってきた中畑地区を谷の向こうに望みながら、眺めがよい場所で食べました。未熟で硬いうちに出荷される市販の柿と違いまして、枝の上で熟した柿は甘くて美味しかったです。 四郷の情景は日本人が忘れてはいけない貴重な原風景のひとつだと思います。老朽化して維持が困難となった古いかやぶき家屋もあるのだと思いますが、今後この情景はどうなっていくのか、心配です。とにかく、来シーズンもまた四郷に行こうと思います。串柿は11月が見ごろのようです。 追記: ![]() 12月に大阪の某店先で販売されていた串柿です。裏を見ましたら、産地は「四郷」となっていました。 ![]() この串柿は、幸福を呼ぶ縁起物として、日本のお正月に飾られるお鏡(おかがみ)の重要な構成要素の一つとなっています。餅は「鏡」、かんきつ類のダイダイは「勾玉」、この串柿は「剣」というふうに、日本の神道における三種の神器を意味しているのだそうです。日本の古き良き情景を残し、縁起物をつくるにふさわしいこの四郷の地で串柿がつくられ、各家庭で飾られているという事実に感動します。 補足: ![]() 現地へのアクセスについてですが、私は車を堀越(ほりこし)という地区にある無料の駐車場に置きました。7台くらいがやっとの駐車場です。新しいトイレがあります。 「串柿の里 - ハイキングコース 四郷地区案内図(略図)」というものがあります。PDFファイルをダウンロードする事ができます。 ↓ ◆かつらぎ町観光協会 串柿の里 四郷 ふるさとの原風景がここにある 公共交通機関を利用して行く場合は、かつらぎ町のコミュニティーバスが便利で安いようです。 ↓ ◆かつらぎ町観光協会 かつらぎ町コミュニティバス 四郷は山間部の集落ですので、道が狭く、車を駐車するスペースがほとんどありません。回り道もあまり無く、狭い道路に無理に駐車しますと往来を完全に麻痺させてしまう可能性もあります。串柿のシーズンは、地元の農家の方々は朝早くから夜遅くまで非常に忙しく作業をされているそうですので、決して往来や作業の邪魔にならないようにして下さい。雨が降り出せば干している串柿をあわててしまい込む作業をする事もあるそうですので、幅に余裕がある道路であっても、串柿を干している近くには絶対に駐車しないでください。 集落内道路、あるいは集落間連絡道路は道幅が狭く、車の対向が無理な場所が多いです。対向車に出会った時、どちらかの車が100メートル以上バックしなくてはならないような場合もあります。更に、すれ違うために車を道端ぎりぎりにまで寄せる技術が必要になる場合もあります。脱輪すれば谷底に落ちるような場所も多いです。車の運転に自信がない方は、集落へは絶対に車で入らないほうがいいと思います。 串柿シーズンの土曜、日曜、祝日は特に観光客で車が混む可能性があり、集落の狭い道に車で入ると、対向車と出合って全く抜き差しならなくなる可能性がありますので、JR笠田駅からバスで終点の「東谷」バス停まで行くか、あるいは「折登」バス停から「東谷」バス停の間の1kmくらいの区間に場所を探して車を停めて、あとは歩いたほうがいいと思います。オートバイを持っている人は、オートバイで行ったほうが楽で便利で邪魔にならないと思います。 四郷地区を徒歩で巡るのは一日がかりです。地区と地区はそれぞれ互いに1.5kmくらい離れています。かなりの高低差があります。山のハイキングと思って下さい。しかし、全て舗装された道を歩く事が出来ますので、登山靴は不要です。 四郷へ車で行くには、和歌山県かつらぎ町を東西に走る国道24号線の「笠田小南」(かせだしょうみなみ)という交差点を北へ進みます。踏み切りを渡り、少し狭めの道を3km程行きますと、国道480号の新道へ右折するT字交差点があります。「平道路」という名前が付いた快適な道をトンネルをくぐりつつしばらく行きますと、「東谷」という、信号も横断歩道もない交差点があり、左手に東谷地区への分岐があります。左手にです。「←東谷・堀越観音」という標識があります。この分岐を見逃しますと平地区を経て鍋谷峠を越えて大阪府まで行ってしまいます。 堀越地区には、全部で15台程の駐車スペースがあります。ただし、そのうち9台分ほどは堀越癪観音の専用駐車場ですので、そこに停める場合は、お寺にお参りして、駐車料金に相当するくらいの額を各自判断してお賽銭箱に入れたほうがいいかと思います。もし堀越地区が満車でしたら、堀越地区から少し離れますが、堀越から蔵王峠へ向かう道の道端に20台くらいは駐車する事が出来ます。堀越地区だけを訪れたいという人は蔵王峠側から堀越へ入ったほうがいいと思います。中畑地区につきましては、駐車スペースはほとんどないと思います。東谷バス停あたりに車を停めて歩いて登って行くしかないと思います。大久保地区につきましては、文蔵の滝から地区へ登る坂道に8台くらい駐車するスペースがあります。また、大久保地区の定福寺の近くから平(たいら)地区へ通じる直通道路の拡張工事が途中まで最近完了したようですので、道端に8台くらいなんとか停められると思います。大久保地区の東の端に道路が広くなっている一角がありますが、緊急時にヘリコプターが着陸するためのスペースですので、絶対に駐車しないでください。東谷地区につきましては、文蔵の滝の駐車場とその近辺に8台くらい駐車できるスペースがあります。平地区につきましては、国道の道端に10台くらい駐車できるスペースがありますが、観光バスが占領している事もあります。神野(こうの)地区につきましては、正楽寺のお堂の横辺りに2台ほどしか駐車できるスペースはありません。そのスペースも、串柿作業所の関係者の車で埋まっている事が多いです。 とにかく、集落内へは絶対に無理をして車では入って行かないでください。
by pascor
| 2009-12-29 23:30
| 雑記
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Comments(2)
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草はみさん、青黛の記事にコメントを入れようとして・・・ふとこの記事が目に止まりました。草はみさんの体調良くないのですか?!少し心配になりました。私たち自分のことばかり報告して(草はみさんは好調だとばかり思っていました)失礼しました。
四郷地区はまだ訪れたことはないのです。少し手前までは行きましたが、道が狭くなってきますよね〜また、四郷の千両太鼓も有名です。滝もあったと思うのですが…。史跡巡りにはまっていて現在池波正太郎氏の「真田太平記」を読んでいます。近いうちに九度山も行きたいです。四郷の風景も絶景ですね。日本に、こんな風景が残されているのは嬉しいですね。 ![]()
ミナミさん
さっさと悪化してくれれば、生薬を実験して、結果を判断して、うまく効かなければ青黛をまた服用してすぐに寛解させればいいのですが、どうやら急には悪化してくれそうにありませんので、しばらくは我慢が続くかも知れません。 四郷地区へは、国道24号線の「笠田小南」交差点から北上して、細めの道が約2km続きますが、広域農道と交差したあたりから四郷の東谷まで太い快適な道が約6km新しく出来つつあるようでして、一部開通しているようです。将来は、四郷から大阪の国道170号線まで、鍋谷峠の下をトンネルでくぐって、太い道が出来る予定だそうです。
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