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先日、天気が良かったので、日光浴と洗車も兼ねて、いつもの山寺へ蝉の声を聴きに行きました。 草はみが住んでいます近辺では クマゼミ シェイ シェイ シェイ シェイ アブラゼミ ジー ジー ジー ジー ジー ミンミンゼミ ミーン ミンミンミンミーィ ニイニイゼミ ニィー ツクツクボウシ ツクツクボーシ ツクツクボーシ などが鳴くのですが、 ヒグラシ カナ カナ カナ カナ カナ がおらず、今年の夏も1度は聴いておかなくては思いました。 ところで、蝉の抜け殻は「蝉退」(せんたい)という生薬(しょうやく)です。古代の人は薬を求めて何でも試してみたということが判ります。いろいろなものを試す過程で多分それなりに犠牲者も出たのだと思います。蝉退が配合された漢方薬の1つである「消風散」のエキス剤をドラッグストアなどでもみかけます。消風散は暑がりな体質の人のアトピー性皮膚炎に対してよく用いられるそうで、飲んだ事がある人が結構いらっしゃるかも知れません。 前回と同じく、山寺の駐車場まで行く途中にみつけた秘密の河原で日光浴をしました。今年の夏は海へ3回泳ぎに行って、合計15時間程クロールで泳いだのですが、背中側ばかりが日焼けしてしまって、腹側が相対的に白っぽく残ったままになってしまい、鏡の前で体をひねって映してみますと片面なま焼け(笑)のようでバランスが悪かったので、釣り合いをとるために腹側も日に焼こうと思ったからです。 山の谷あいで、しかも杉の植林が流れのすぐそばまで迫っているため、まだ14時なのにも関わらず直射日光がささなくなってしまい、30分程しか日光浴が出来ませんでした。しかし、山では平地より空気がきれいで紫外線量が多いですので、そのくらいの時間に留めておいほうがいいかも知れません。 流れに足をつけると冷たくて気持ちがよかったです。浅くて流れが穏やかなところの川底には褐色の藻が生えていまして、太陽の光を浴びて生み出した直径1mmに満たない小さな酸素の粒をたくさんつけていました。これら酸素一粒一粒のおかげで我々は生きていく事が出来ています。そう想うと真珠よりも美しく感じます。画像左下の光っている部分は、川面に映り込んだ太陽と青空です。拡大画面の左上のほうにゴリの稚魚が映っているのがわかるでしょうか。 登山者用駐車場では季節によって色々な野草の花が咲いています。左の植物はキンミズヒキです。黄色い花を咲かせています。この植物は薬草として使われ、生薬名は仙鶴草(せんかくそう)または龍牙草(りゅうげそう)です。 右の植物はイヌタデです。ピンク色の花をたくさんつけています。まだつぼみのもの、咲いているもの、既に黒い種となっているものが混在していました。イヌタデは青黛の原料でありますタデアイと姿が非常に似ているのですが、残念ながら種類がちょっと違いまして、藍色の色素は含んでいないようです。しかし、薬草として使えないわけではないらしく、生葉を揉んで出てきた汁に虫刺されに対する効果があるとの記述もあるようです。もしイヌタデが潰瘍性大腸炎の治療に使えれば、どこにでも大量に生えている雑草で多くの患者を救える事になります。次に再燃した時には自分に対して人体実験してみようかとも思っています。 森が切れた暗がりに咲いていたヤブランです。秋には黒真珠のようなきれいな実をつけます。 道端に咲いていたシシウドの花です。まるで線香花火(笑)のような配置で花をつけます。シシウドの根は独活(どっかつ)という生薬です。独活が配合された漢方薬の1つである「十味敗毒湯」のエキス剤をドラッグストアなどでもみかけます。「漢」方薬といいましても、この十味敗毒湯は日本で編み出された配合だそうです。麻酔法の開発で有名な江戸時代の医師、華岡青洲(はなおかせいしゅう)によってつくられたそうです。ウドと違って、シシウドは山菜として食する事は出来ないそうです。 バス用駐車場の脇に実っていたヨウシュヤマゴボウの果実です。つぶすと濃い赤ワインのような汁がたっぷり出るので「洋酒」という日本名がついたようです。英語圏ではインクベリーと呼ばれることもあるそうで、果汁の色はかなり濃いです。多分アントシアニンがたっぷりなのだと思いますが、残念ながら全草に毒があるそうで、食べてはいけないそうです。子供の頃に、手でしごき取って揉みつぶして、真っ赤になった手で女の子を追い掛け回した記憶がありますが(笑)、毒があるとはその頃は知りませんでした。果実に関しましては、鳥が食べるそうですので、そんなに強い毒があるわけではなさそうです。 参道を登って山門まで来ました。暑い日だったのですが、ここで木々の間を爽やかに吹き下ろしてくる涼しい風に出会いました。 山門をくぐってしばらく登ったところです。このあたりでヒグラシが鳴いていました。本当に涼しげな声です。しばらく立ち止まって耳を澄ませました。 シュウカイドウの花です。江戸時代に海外から入って来たそうで、自生ではなく誰かが植えたのだと思います。 本堂前広場で咲いていたタカサゴユリです。白さが印象的でした。ユリの根も生薬として使われるようなのですが、この種はあまり使われないようです。球根類には毒があるものが多いですので、野生の物を採取して食べるのはやめておいたほうがいいと思います。 茶店の脇に実っていたカリンです。秋になると濃い黄色になります。果実の裏には1つ1つ名前が刻み込まれていました。どうやら、茶店の常連さん達が既にもらう予約をしてあるようです(笑)。運動のために週に何度も本堂まで登っている人が結構いるようです。 黄色くなった果実は良い香りを放ちますので、部屋や車の天然芳香剤としても2週間ぐらい使え、置き飾りも兼ねてくれます。かなり硬い果実ですので、つぶれて汁が出るという事はありません。そのあとは、1cmくらいの厚さの輪切りにして、氷砂糖といっしょに焼酎に漬けてカリン酒にします。カリン酒は喉の痛みなどに対する民間療法としてよく知られています。 茶店の前の桜に掛けられていたガラス製の風鈴が涼しげな音を響かせていました。その音色を文字で表現しますと、もちろん、「カリン カリン」(笑)です。
by pascor
| 2009-09-16 22:38
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