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子宮内膜組織は、通常、子宮の中で増殖したり剥がれ落ちたりを周期的に繰り返すのですが、それが子宮以外の卵巣やラッパ管や消化管などで起こってしまうのが子宮内膜症です。30から40才の人に多いそうです。女性の4から17パーセントがこの症状を持っているそうです。この症状が腸で起こると腸管子宮内膜症で、時に緊急的対処が必要となるような状況になることもあるようです。腸管子宮内膜症がよくみられる部位は直腸、S字結腸、虫垂、回腸(小腸の後半)などだそうです。浸潤性腸管子宮内膜症においては、腸管の狭窄(=まるでしぼられたかのように狭くなること)や癒着による腸管の通過障害が起こることがあるそうで、クローン病や腸管癌と似たような症状を呈することがあるそうです。 腸管子宮内膜症の症状としては月経困難、月経過多、腸管通過障害、腸管出血などがあるそうです。症状が出る時期と月経の時期との一致が18から40パーセントの人にみられるそうです。症状としてほかに下痢、便秘、けいれん性の腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、食欲不振、体重減少などもあり、これらはクローン病の症状と判別しにくいそうです。 腸管子宮内膜症は症状的にクローン病や潰瘍性大腸炎と見分けがつきにくいため、腸からの出血の時期と月経の時期が重なるという特徴がある場合は、この病気を疑って一度産婦人科の診察を受けてみるべきだと思います。もし腸管子宮内膜症だったということならば完治する可能性があると思います。 トルコ共和国での診断・治療例を報告した論文をみつけましたので概要を紹介します。これは逆に腸管子宮内膜症を疑っていたけど実はクローン病だったという例です。 Crohn’s disease complicated by multiple stenoses and internal fistulas clinically mimicking small bowel endometriosis Zafer Teke, Faruk Onder Aytekin, Ali Ozgur Atalay, Nese Calli Demirkan World J Gastroenterol 2008 January 7;14(1): 146-151 [無料全文.html] ▽▽▽▽▽▽ ここから論文の概要 ▽▽▽▽▽▽ 出産経験がある31才の女性。月経前後に中・下腹部から背中側に抜ける痛みがあり、腹部の膨満が3年以上あり、次第にひどくなっていた。月経期に微熱と悪寒がみられた。腹鳴、食欲不振、吐き気、嘔吐があった。体重が6ヵ月で10kg減少していた。中程度の月経困難と月経過多があった。薬剤は治療薬として経口避妊薬のみを使用。 産婦人科医は小腸における子宮内膜症と診断。経口避妊薬でもって治療開始。経口避妊薬で効果がなかったので開腹して炎症の一番ひどい部分から生検(=検査のためのサンプル)を採取。その際、盲腸、回腸末端、S字結腸、子宮、右方子宮付属器にわたる癒着と炎症がみられた。病理検査(=組織の顕微鏡観察)の結果は「原因不明の炎症」。 産婦人科医は我々に相談。患者は著者の下で治療をすることになった。直腸や肛門に異状なし。血圧は95-65mmHg、心拍108回/分、白血球数2万8千/mm3、ヘモグロビン8.3g/dL、赤沈72mm/時、CRP26.2mg/dL。保存的な治療を実施し効果がみられたが、食事を再開すると腹痛を訴えた。X線写真で腸管に通過障害が確認された。手術を実施し、開腹しての所見はクローン病だったが、卵巣、卵管、子宮への関連も濃厚だった。産婦人科医の意見は婦人科的疾患から派生したものではないというものだった。小腸の後半に4つの狭窄と3つの内ろう(=臓器間にできたトンネル)が40cmの範囲にわたってみられた。切除部分の病理検査の結果はクローン病だった。手術後の経過は良好で、10日で退院し、その後1年以上無症状を保っている。 問診、X線画像、開腹所見、病理検査などの内容が互いに似ているので、クローン病と腸管子宮内膜症を開腹しないで判別するのは難しい。 腸管子宮内膜症は子宮内膜症患者の3から37%の患者に起こるとされる。直腸やS字結腸に起こることが多い。 △△△△△△ ここまで論文の概要 △△△△△△ 【そのほかに参考とした記事】 La maladie inflammatoire de l’intestin mimerait-elle, dans sa présentation clinique, les troubles gynécologiques? (フランス語)
by pascor
| 2008-03-31 21:31
| 両疾患共通
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Comments(4)
はじめまして。ぱちぱちともうします。
重度の過敏性腸症候群・身体表現性障害等々なづけられ、 排泄後に腸収縮痙攣痛やら直腸しぼりなどひどく、 色々療法をためし、現在もくるしんでいます。 腸管内膜症の可能性もあると最近、大腸肛門病院にいき、婦人科検診は毎年いっているのですがとはなしたのですが、詳しい検査でないと内膜症はわからないから、再度きいてごらんと言われ、しらべはじめたところです。 毎日、排泄をきっかけに、わき腹から、膀胱圧迫・尿意切迫・直腸しぼりなどあり、遠出ができていません。 ねこんでばかりです
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草はみ
at 2015-08-13 00:48
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ぱちぱちさん、はじめまして。
アメンバー限定記事以外はブログを全て読ませていただきました。私の病気、潰瘍性大腸炎でも大腸のはげしい収縮けいれんが起きる事がありますので、日々の苦しみがわかります。 私がもし医師ならば、「急性間欠性ポルフィリン症」(AIP)を疑うと思います。ポルフィリン症には幾つかのタイプがあるのですが、その中でも「急性間欠性」です。日本における患者数は少ないとされています。 痙攣性の強い腹痛、嘔吐、下痢、便秘、背中の痛み、骨格筋肉の脱力、月経開始時期(つまりホルモン分泌の変化がある時期)に症状が悪化、抗けいれん薬の種類によっては症状が悪化、膀胱からの排尿困難、抑うつや不安感などの精神的症状、肩や肩近辺の脱力感、麻痺性イレウスによる腸の膨満、症状が体に左右対称に現れる、血液検査など通常の検査では異常を発見できない、などのぱちぱちさんの症状は急性間欠性ポルフィリン症の典型的な症状にあてはまると思います。 急性間欠性ポルフィリン症に詳しい医師を主治医に紹介してもらうか、または、自分で探して受診するかをおすすめいたします。 以上の情報がお役に立てばさいわいです。 (^^)
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ぱちぱち
at 2015-09-01 01:13
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アメーバーコメント返答ありがとうございます。
お返事いただけるとは、おもいませんでした。 ただ、排泄後にいたみがくるので。 かかりつけからは、もうなん十ヶ所以上まわったでしょう。自律神経箇条アンバランスは、何してもかわらず、白血球も3000のまま。 久々に、排泄後のいたみがひどくならず、お出かけができた週がありました。 5月から、また貯蔵鉄がなくなり、鉄補充注射しています。 エネルギー療法で、便形状復活しても、いたみや吐き気、膀胱圧迫や尿意切迫、だいようきんのひきつりは、あるので。 月経困難症嘔吐型は、最初からひどいものでした。 いまは、深層筋治療、中国足心道、気光整体とやり、お金が限界です、 病院治療はおてあげ、整形外科と泌尿器科以外は全部まわりました。最後は自分で探せといわれ、テレビ出演ドクター四名、マキノ出版社さんなど問い合わせしたり、診察してもらったり。でも、だめ。 自分でさがすのも限界、つかれました。 やっぱり、だめなのか!もう、お空へとねがったことか!家族におこられ、おこられ。 子供のかぜがうつり、久々、違う痛みに参りました。9ど5ぶからの熱と喉痛。リンパ球減少症なので、免疫ひくく、うつりやすいです。 しばらく、風邪はひかなくなったのに。 かかりつけ医師に、だめもとで、言ってきいてみます。
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ぱちぱち
at 2015-09-01 08:37
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続いて、昨夜から一睡もできず、ガス腹で。朝も
やっとトイレがいきたくなり、いくと 栓がとれた形となり、排泄後から、左右脇腹から、だいようきんラインからいたく、肋骨下あたりひきつる。そのうち、直腸あたりひきつりや下腹部ひきつり、吐き気がでて、膀胱圧迫、尿意切迫がいちじかんごにくるか?心配なところです。 蠕動運動うごきだしたので。またトイレ行きたくなるかな? 病院、大腸肛門や消化器はいったし、どこいけばいいのやら。です。 重度の過敏性腸症候群とまたいわれそうです、 総合診療科にもいきまして、何度もおなじ。 家族も、あきらめ、疲弊状態です。 トイレあとは、本当にいやです。
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