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デイヴィッド・ギャラードはUSAのアメリカン・フットボールのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)でジャクソンビル・ジャガーズのクォーターバックとして活躍しているプロスポーツ選手です。 1978年にニュージャージー州で生まれ、二人の兄に続いてアメリカン・フットボールを始め、高校、大学でプレーし、ジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars )に入団して2002年に初めてプロの試合に出場したそうです。 しかし、2004年の1月に腹痛に襲われ、体重が落ち、トレーニングをキャンセルし、チームドクターから専門医にかかるように指示され、クローン病と診断されたそうです。手術を勧められたそうですが、その年のシーズンが始まろうとしていた時期でもあったため、ステロイド剤やアミノサリチル酸製剤などで治療を試みたそうです。しかしそれではあまり良くならなかったので、レミケード(薬剤名:インフリキシマブ)の投与を受け、食事指導を受けたそうです。レミケードは効果をみせたそうなのですが、すぐに入院となったそうです。 「病院に戻ったその日は人生で最悪の日のひとつだった。昼となく夜となく吐き続けて、全身がけいれんして、全く動けなくて、救急処置室に運び込まれて、「早く助けてくれ!」以外は何も思考する事が出来なかったよ。医師が診察をしてくれるまでに45分も待たされて、それから病歴などをいろいろ質問されたけど、項目が永久に続くように思えたよ。「問診はもういいから、痛み止めを!」という感じだった。」 アメリカン・フットボールで経験するどんな痛みよりもずっとひどかったそうです。しかしそのような時でも、入院中、彼は決して信念を捨てず、「きっと再びプレー出来るようになる。妻もそう信じている。間違いなく絶対にフィールドに戻る事が出来る。」と思い続けたそうです。 このあと彼は手術を選択し、2004年6月に病変がある腸を30cmほど切除し、手術後4日目に退院したそうです。医師が驚くほどの早い快復をみせ、手術後5週間でランニングやスローイングを始め、失った体重16kgを1カ月で取り戻したそうです。そして2004年中に復帰し、2試合に出場してそのうちの1試合を勝利に導いたそうです。 (草はみ注: 一流のスポーツ選手としての身体的素質を彼は持っていたのでこのような早い快復が可能なのであったと推測されますので、皆さんは真似をしないほうがいいと思います) 薬剤を全く使用していなかった2005年の始めに大腸内視鏡検査をしたところ、クローン病の所見がみられたので、レミケードを投与したそうです。7月に再び検査をしたところ、所見はみられなかったそうです。 (草はみ注: その時薬剤を全く使用していなかったのは、スポーツ選手には薬剤に対する制限があるからだと推測されますので、皆さんは真似をしないほうがいいと思います) その後2007年のシーズンにクオーターバックとしてリーグで3位の成績をおさめたそうです。 16歳の時に乳癌で母親を亡くしたそうなのですが、プロ選手になってから乳癌の研究と広報を支援する財団を創設したそうです。また、2003年に父親がタバコによる呼吸器疾患で亡くなったそうなのですが、子供に対する反喫煙運動の広報もしているそうです。 また現在、デイヴィッド・ギャラードは“In the Zone for Crohn’s“(「クローン病患者のためにエンドゾーンへ」)という慈善のためのプログラムに取り組んでいるそうです。試合で彼がエンドゾーンへ走り込むかエンドゾーンにいる選手にパスを成功させるかしてタッチダウン(得点)を得るごとに、Centocor Ortho Biotech社からUSAの患者団体であるCCFAに1万ドル(約90万円)が寄付されるという企画だそうです。ちなみに、Centocor Ortho Biotech社はインフリキシマブ(商標名:レミケード)を開発した会社です。2008年の昨シーズン、彼は17のタッチダウンを成功させ、CCFAに17万ドル(約1500万円)が寄付されたそうです。「試合を通じてこの病気の事を広く知ってもらう事が出来て幸運です」と語っています。 「夢は持ち続けなければならない。しかし、望んで願うだけではいけない。行動を起こして実現させなければならない」と彼はメッセージを述べています。また、「クローン病はお尻が痛い困った病気だけれども、やれば出来る事が人生にはたくさんあるのだから、くじけてはいけない」と、同じクローン病の患者達にメッセージを述べています。 【情報源】 ◆Pro Quarterback David Garrard Aims to Score Big For Crohn's Disease During the 2009... | Reuters (英語) ◆David Garrard - Wikipedia, the free encyclopedia (英語) ◆USAの患者団体CCFAのホームページの記事: Field of Dreams: Jacksonville Jaguars' Quarterback David Garrard Tackles Crohn's (英語) ◆NFL: Battling the demons within (英語) ◆YouTubeにupされている、「正しい治療を受ければ、病状をコントロール出来るようになり、再び夢に向かっていく事が出来る」とデイヴィッド・ギャラードがクローン病患者に呼びかけるCM: David Garrard on Crohn's Disease (英語) ◆“In the Zone for Crohn’s“(「クローン病患者のためにエンドゾーンへ」)のページ。メッセージ動画とタッチダウン数の最新情報を見ることが出来ます: In the Zone for Crohn’s (英語) ◆デイヴィッド・ギャラードのプロ選手としての成績: #9 David Garrard Bio - jaguars.com (英語) Tags:IBD有名人
USAのプロゴルファーであるヒース・スローカム(Heath Slocum)が、USA男子ゴルフのプレーオフ第1戦バークレイズで、タイガー・ウッズなどをおさえて優勝し、賞金135万ドル(約1億2300万円)を獲得したそうです。1974年の生まれで、父親にゴルフを学び、1996年にプロデビューしたそうです。1997年に潰瘍性大腸炎を発症し、体重が68kgから55kgに落ち、1年半の間プレーが出来なかったそうですが、投薬と自己管理で克服して、現在第一線で活躍しているようです。有名な大会である全米オープンゴルフで2008年に9位の成績を残しており、2009年は既に189万ドル(約1.7億円)の賞金を稼いでいるようです。 現在、USAの患者団体であるCCFAのスポークスマンとして、疾患の啓蒙やチャリティー集金などの慈善活動もしているそうです。 「そう、あれは、1997年の感謝祭の時、具合が悪くなって、吐き気がして、何が起こったのか全く判らなくて、かかりつけ医に行ったら、抗生物質を処方されて、それから4カ月後に潰瘍性大腸炎と診断されて、治療を始めて、毎日ゴルフが出来るくらいに回復するまでに1年半かかったよ。副作用の関節炎がとくにつらくて、プレーが出来なかったね。」 「この病気には精神的ストレスが良くないと医師は言っているけど、1997年はストレスがかかった年だったね。予選を通過したのは19のうち4つか5つだったと思う。」 「潰瘍性大腸炎は、人間として、そしてゴルファーとして、僕の身に起こった最良の出来事だと思っているよ。この病気にしっかりと教えられたね。ゴルフを違う観点から見る事が出来るようになったよ。以前よりゴルフ場に来るのが楽しくなり、ゴルフが好きになったね。」 「潰瘍性大腸炎になるまでは、1日中ゴルフのことばかり考えていたけど、今は、一旦ゴルフ場を離れたら、ゴルフの事は考えないようにしているよ。」 「健康の事に関しても、ゴルフの事に関しても、打ちのめされてへこんでも、流れに身をまかすようにしたよ。」 とコメントしているようです。 日本のプロゴルファーの細川和彦氏も2001年に潰瘍性大腸炎を発症したそうですが、現在、日本のトッププロとして活躍しています。 ゴルフは1打ごとに重い精神的プレッシャーがかかる競技ですが、がんばって欲しいと思います。今後の活躍に注目したいと思います。 【情報源】 ◆YouTube上のHeath Slocumが優勝を決めた瞬間の動画: Heath Slocum wins The Barclays with putt on 18 (英語) ◆The Barclays winner Heath Slocum is a fighter both on and off the course. (英語) ◆Heath Slocum - Wikipedia, the free encyclopedia (英語) (上の画像はこのページより引用) ◆ASAP Sports - Golf - 2005 - FEDEX ST. JUDE CLASSIC - May 27 - Heath Slocum (英語) ◆INTERNATIONAL PRESENTED BY QWEST - ASAP Sports (英語) ◆Heath Slocumの公式プロファイル: PGATOUR.com - Heath Slocum's Official Profile - Flash Player Installation. (英語) Tags:IBD有名人
USAの漫画家であるJeffrey Brownが、自身のクローン病の経験なども書き込んだ自伝的漫画”Funny Misshapen Body: A Memoir” 『不格好でおかしな体:或る自叙伝』を新作としてこのたび出したそうです。 原作は英語で書かれているようです。青年時代の出来事、なぜ漫画家になろうと思ったか、発症したクローン病の事などを回想的にマンガにしているそうです。 洋書としてamazonジャパン等でも取り扱いされているようです。彼のマンガはスペイン語やフランス語やスウェーデン語にも翻訳されて出版されているようです。日本語版もいつか出ればと思います。 インタビューで、自身のクローン病の事について、「アルコールを飲むと具合が悪くなるし、タマネギとかがすごく悪いんだ。具合によってはコーヒーやポップコーンやスパイスが効いたものにも注意しなくちゃならないし、、、 不意に訪れる不快感にはなれちゃったね。あまりクローン病の事を考えないようにしているんだ。手術をしてからはそんなに深刻な問題はないよ。」とコメントしています。 【情報源】 ◆Del tipo que se mira el ombligo a un viaje por la mitología norteamericana (スペイン語) Por RICARDO MENA* (SOITU.ES) Actualizado 29-06-2009 20:41 CET ◆Jeffrey Brownのブログ: Jeffrey Brown Comics (英語) ↑彼の作品の幾つかを読む事が出来ます。 ◆Jeffrey Brownの作品カタログ: Top Shelf Productions - Catalog - Jeffrey Brown (英語) ↑ページ中の〔preview〕をクリックすると彼の作品の幾つかを読む事が出来ます。 ◆Jeffrey Brownへのインタビュー: Jeffrey Brown interview (英語) Tags:IBD有名人
以前に、『IBDを持ちながら活躍する有名人【海外編】』や『歌手のアナスタシアに新たに心疾患が見付かる』で紹介しましたが、Anastaciaはヨーロッパを中心に人気があるクローン病のポップシンガーです。これまでに全世界でアルバムを2000万枚以上売上げているそうです。2008年に上室性頻拍と診断されて活動を控えていたようですが、復帰して、今年2009年の6月からコンサートツアーに出ているそうです。 新アルバム“Heavy Rotation”のプロモーション・ツアーである今回のツアーは39のコンサートからなり、6月4日のロシアを皮切りに、北欧、ベネルクス、ドイツ、UK、イタリア、東欧、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパ各国を巡り、9月13日のウクライナで終了する予定だそうです。 「13歳の時の或る日、テレビをみていて、おなかの下のほうに何かボールみたいな塊があるのを感じたの。痛みはなかったし、その時は大した事ではないと思ったわ。数日経ってもそのままだったので、親に話したら、すぐに病院に連れて行かれたの。」と彼女は言っています。白血球数が高く、感染症や癌が疑われ、手術室でおなかを開いてみたところ、小腸の一部がグレープフルーツくらいの大きさに膨らんで破裂しそうになっていたそうです。小腸が30cm程切除され、クローン病と診断されたそうです。「診断以前から関節が痛かったんだけど、成長痛だと思って、うれしがっていたわ。」 癌ではなかった事にはホッとしたそうですが、13歳の女の子にとって腹部に出来た10cmの長さの目立つ手術痕は精神的にショックだったそうです。「人生が終わったと思ったわ。長い間、おなかのとても大きな傷跡にすごく腹を立てていたわ。」と彼女は回想しています。20代の中ごろになってやっと大した事ではないと思えるようになったそうです。それからはあえてヘソが出る服を選んで着るようにしたそうです。確かに、ネット上を「anastacia」のキーワードで画像検索してみますと、宣材写真の多くがヘソ出しのスタイルです。 19歳の時に音楽業界のプロデューサーからやせるようにと言われ、果物と野菜中心のダイエット(制限食)を始めたそうですが、繊維が多い内容だった事が消化管に負担をかけ、再燃したそうです。ひどい腹痛に襲われ、入院して3週間絶食してステロイド剤を使用したそうです。副作用として、頭髪脱毛、ニキビ、16kgの体重増加、ムーンフェイス(満月様顔貌)などが出たそうです。 この再燃を期に病気と正しく向き合う事を決心して、ワインは2杯まで、タバコは吸わない、食事内容は健康的でシンプルに、個人的に再燃の引き金となる大量の繊維やサラダや赤身肉やスパイスの効いたものなどを避ける、精神的ストレスを溜めない、といったような事を実行する事にしたそうです。 2003年、腰痛の原因になったりと、大きい(大きくしていた)胸にうんざりしていたそうで、小さくする手術をする事にしたそうなのですが、検査の過程で浸潤性の危険なタイプの乳癌が発見されたそうです。さいわい発見が非常に早くて、摘出と放射線療法で完治したそうです。 2008年、上室性頻拍(supraventricular tachycardia)という、急な動悸に襲われる病気にかかったそうです。心臓に電極を埋め込む手術を勧められたそうですが、それを断り、薬物療法で対処したそうです。しかし副作用の倦怠感に悩まされたそうです。 「クローン病は何も引っ込み思案になるような事はない病気よ」とAnastaciaは同病者にメッセージを言っています。 今回のコンサートツアーが成功である事を願っています。 【情報源】 ◆Anastacia est en tournée dans toute l'Europe mais... a décidé de nous snober ! (フランス語) ◆My health issues could easily have killed me, says Anastacia... but I refuse to be scarred for life. (英語) By Hilary Freeman Last updated at 9:05 PM on 27th June 2009 ◆Heavy Rotation Tour - Wikipedia, the free encyclopedia (英語) Tags:IBD有名人
アンドリュー・マクフェドリーズ(Andrew McFedries)はクローン病を持ちながらUSAの総合格闘技であるUFCで活躍している格闘家です。 UFC(Ultimate Fighting Championship)はUSAを中心として興行している異種混合・総合格闘技団体で、日本ではかつて「アルティメット」として知られていた分野の格闘技です。出場選手はレスリング、ボクシング、柔術、キックボクシングなどからの出身者が多いようです。リングは八角形で、金網で囲まれていてリングアウト出来ないようになっているようです。 ハイスクール時代に陸上、アメリカンフットボール、レスリング、バスケットボール、大学時代にアメリカンフットボール、サッカーなどをしていたそうです。 「機会が与えられたなら、僕は次のそのステージに向かって努力をする。僕は新しい事に挑戦して、そこで成功しようと常に努力している。新しい事にチャレンジする事によって人生は新鮮となり、生きている事を実感できる。」とマクフェドリースはコメントしています。 クローン病のために2003年から2006年の3年間の長きにわたって試合に出られなかったそうです。しかし、彼は、この期間に格闘家としてより強くなったと感じているそうです。正しい治療によって病状を克服できた時に、格闘技に対する見方を変える事が出来たそうです。病気を期に生活パターンを引き締める事が出来たそうです。「(クローン病との)激しい闘いだったよ。2回入院した事があって、もう生きて戻れないと思ったよ。」とコメントしています。 治療がうまくいっているとは言え、症状を完全に制圧できているわけではなさそうで、体調が悪い日があるようです。「調子が良い日はジムで朝に2時間、昼に2時間、夜に2時間トレーニング出来るが、調子が悪い日は15分でグッタリさ。クローン病による出血で貧血気味の時はつらいよ。」とコメントしています。 「クローン病による痛みは自分の日常の一部だと考えるようになった。時には当惑させられるけども、対処する方法を身に付けて、前へ進んでいって欲しい。」と同じクローン病患者達に対してメッセージを言っています。 【情報源】 ◆Q&A: McFedries 'more of a stand-up character' - MMA Fighting Stances: Mixed martial arts intelligence from the cage and ring - USATODAY.com (英語) May 06, 2009 ◆The Pain, The Rush, The Life of Drew McFedries of The UFC (英語) May-20-2009 ◆Drew McFedries – MFS’ Best Supporting Actor gets a Lead Role on Saturday (英語) Feb-27-2007 Tags:IBD有名人
デヴォン・マクタヴィッシュ(Devon McTavish)は、USAのプロサッカーリーグであるメジャーサッカーリーグの有力チーム、DCユナイテッドのディフェンスとして活躍しているサッカー選手なのですが、2000年の秋、高校生の時にクローン病を発症したそうです。胃の膨満感や腹痛で普通の生活が出来なかったそうです。診断がついたあと、治療を実施して、食事療法も行ない、病状をコントロールする事が出来たようです。しかし、数ヵ月ごと、4、5日ごとに腹痛があったりと、調子が悪い日があるそうです。各人にはそのポジションに応じた役割があるということをサッカーを通じて自覚した彼は、現在、USAの患者団体であるCCFAと協力して、炎症性腸疾患の啓蒙と基金構築のための活動を始めているそうです。 【情報源】 ◆McTavish fighting Crohn's for himself, others. D.C. United defender raising awareness of disease he's battled for eight years. (英語) 04/07/2009 09:30 AM ◆Devon McTavishへの取材報道動画: DC United defenseman, Devon McTavish is playing soccer at a high level despite dealing with Crohn's. : USA TODAY (英語) ◆Devon McTavish - Wikipedia, the free encyclopedia (英語) (記事冒頭の画像はこのページより引用) ◆YouTube上のDevon McTavishプロ初ゴールの動画 (英語) Tags:IBD有名人
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