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先日、奈良の薬師寺の天武忌法要に行って来ました。 法要は日が暮れてからなのですが、かなり時間に余裕をもって現地に到着しましたので、薬師寺の遠景を撮ることにしました。車を駐車して、或る有名な絶景ポイントまで歩いて向かいました。 薬師寺駐車場の近くの水田では、たわわに実った稲穂が色付いて垂れていました。日本人に幸せな感覚を呼び起こす情景です。うしろはたまたま通りかかった近鉄の電車です。 稲穂を手にとってみました。手のひらに少し重みを感じました。 薬師寺駐車場から15分ほど西に歩いたところにある大池の岸の撮影スポットから薬師寺の遠景を撮りました。台風が過ぎ去ったあとの澄み渡ったすがすがしい空気が気持ち良かったです。背景は若草山です。画像左端の山のふもとあたりには東大寺大仏殿の屋根もみえています。風が全くなければ水面に「逆さ薬師寺」が写るそうなのですが、今回はその幸運にはめぐり会えませんでした。 千数百年の時を経た右側の東塔と、昭和になって再建された左側の西塔では屋根の傾斜が違う事がここからは特によく分かります。これは、昭和に西塔の建立を手がけた西岡常一という棟梁が、「五百年も経てば同じような傾斜になる」という事で、わざわざこのようにしたそうです。ところで、東塔はこのたび解体修理を受けるそうなのですが、修理が完了して、再び組み上げた時、この屋根の傾斜がどのようになっているのか、興味があるところです。 薬師寺の境内に入った頃には日はかなり暮れていました。準備された灯ろうへの点火を皆さんも手伝ってくださいという事でしたので、私も一基だけ中のロウソクへ点火しました。 点火された灯ろうの明かりで法要の会場である大講堂が優しく見事に浮かび上がりました。静止画ですので、炎の揺らめきを皆さんにお伝え出来ないのが残念です。優しい揺らめきが人の心をいやしてくれます。 全ての灯ろうを1枚に写す事が出来ませんでしたので、2つの写真を無理やりくっつけてみました。 1300年の歴史を見てきた東塔です。材木の素肌の古色が素晴らしいです。塔は投光器で照明されています。 鮮やかな彩色の西塔です。秋の虫の視点で撮ってみました。 大講堂の西面に置かれた灯ろうです。基壇の側面に映った灯かりのグラデーションに風情を感じます。 千基の灯ろうに全て点火されてしばらくすると、法要の開始を告げる鐘が鳴らされました。澄んだ良い音の鐘でした。すぐ近く、5mくらいの所で聴いていますと、面白い事に、立っている場所を1m移動するごとに違う音が耳に入って来ました。物理で言う「定常波」です。この鐘の音に誘われるように、法要を執り行なう僧達が薄闇の中を行列をなして境内に入って来ました。 灯ろうが照らす中を僧の列が進み、大講堂正面から堂内に入り、着席しました。 堂内の様子です。堂内は撮影禁止ですが、堂の扉の外から撮りました。焚かれた香が堂内に満ちていました。おそらく最高級の香なのだと思います。大講堂は弥勒三尊が本尊となっています。 弥勒菩薩(座像)と大妙相菩薩(立像)を最大望遠で撮りました。法苑林菩薩(立像)は柱に隠れてしまっています。 背中を向けているのは法要を執り行なっている僧で、正対しているのは天武天皇の絵像です。年に3日間だけ公開されるそうです。 薬師寺は天武天皇が発願主となって西暦680年に建立を始める事が宣言され、造営がほぼ終了したのが698年頃だったそうです。最初は飛鳥の地に建立されたそうですが、710年に平城京への遷都があってしばらくして現在の地、西ノ京に移されたそうです。薬師寺のホームページによりますと、天武天皇は686年崩御ということですので、寺の完成をみることはなかったようです。「天武忌」(てんむき)は発願主である天武天皇の遺徳を偲ぶために毎年執り行なわれています。 僧による供養のあと、筑前琵琶(ちくぜんびわ)による弾き語り『まほろば』が奉納されました。天武天皇と妻の持統天皇の生涯と業績が、古風な弾き語りの形式で語られました。日本の琵琶はあらゆる楽器の中でも最も繊細な音色を奏でるものの一つだと思います。日本の琴(こと)もそうですが、弦を押える深さが深いという特徴があると思います。筑前琵琶は繊細さだけでなく、激しさと厳しさも奏でることが出来る楽器だと思います。演奏されていた方はかなりの名手だと思います。一部、中東のシルクロード世界のピッチ(音程)を意識した音色を奏でていました。 この日は、内部が照明された状態で金堂正面の扉が開けられました。 金堂の外からの薬師三尊です。中央に座っているのが薬師如来、こちらから見て右側に立っているのが日光菩薩、左側に立っているのが月光菩薩です。 薬師如来です。 日光菩薩です。 月光菩薩です。 金堂正面の透かし彫り燈籠と東塔です。世界的至宝である東塔は、この天武忌から間もなくして解体修理のための足場が組まれ、姿が見えないようになってしまいました。修理と同時に学術調査が行なわれますから、建造年など、さまざまな事実が明らかになる可能性があります。再び元の姿を見せるのは10年後だそうです。
by pascor
| 2009-11-06 00:14
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