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以前『雑記_片男波海水浴場で2009年1回目の遠泳』で紹介しました和歌山市の片男波(かたおなみ)海水浴場へ今年2回目の遠泳をしに行って来ました。 今回もビーチへの到着が遅くなって、車を駐車スペースにとめたのは12時30分過ぎでした。 ビーチの南端から北に向けて撮った画像です。天気は晴れで、空の2割くらいの面積が雲という感じでした。前回泳いだ時より少し厚みのある夏らしい形の雲でした。 大気にはほんの少しモヤがかかっていて、沖を行く大型船の姿が少しかすんで見えました。多少モヤがかかっているくらいが、紫外線の量が少なくて好都合です。厚い雲で太陽が隠されてしまうと水温が下がってしまいます。 海水浴場の南側には、実は、砂浜が更に延びていまして、そこには海水浴客はおらず、水上バイクの場所となっています。南の空は少し雲が多かったです。 ビーチの南端から北端へ向けて片道600mの行程を泳ぎ始めたのは12時45分頃でした。気温は32度くらいで、水温は温水プールと同じくらいの、推定29度でした。風はそんなに吹いていませんでした。クラゲは1.5km泳いで1回刺されるくらいの頻度でした。クラゲの本体はどこにも見えないのにいきなり痛みを感じました。痛みの程度は中の強くらいで、ひょっとするとカツオノエボシだったかもしれません。海水の透明度ですが、今回は一様ではなく、100m泳ぐごとに透明度が上がったり下がったりしました。泳ぎ始めの所では深さ2mの海底の白いアサリの貝殻の裏がやっと見える程度で、細かい砂が舞い上がって白く濁っている感じで、しかし海水の臭いはほとんど無臭でした。100mくらい泳ぎ進むと、透明度が3m半くらいになって視界が急に広がりました。しかしちょっと生活廃水的臭いを感じました。これを感じたのはこの海水浴場では初めての経験でした。この領域では白い濁りが凝集して海底に沈んで行っている感じでした。藻などの表面からはがれ落ちたゼリー質が濁りの細かい粒子を集めているという感じでした。 透明度が高い水域ではつい岸から離れた沖のほうを泳いでしまいました。安全性を考えると岸から近い所を岸に平行に泳ぐほうがいいのですが、60mほど沖には防波堤に使うような岩がたくさん沈んでいまして、そこにはチヌ(クロダイ)や、色とりどりのベラなど様々な魚が群れていまして、岩の間には所々大きなムラサキウニがいたりと、その情景を楽しみながら泳ぎたくなり、つい岸から離れてしまいました。魚の群れに近付こうと、たまに3mくらいの深さに潜ってみたり、楽しみながら最初は泳ぎました。釣りにおいては、チヌは警戒心が強いと言われているようですが、漁具を持っていない素潜りの人間に対してはほとんど警戒しないようで、1mくらいまで近付くとやっと逃げるという感じでした。面白い事に、1匹だけ、群れを離れて浅い所にやってきて、自分から喜んで海水浴客に近付いて行って、下から見上げて楽しんでいるようなチヌがいました。口の先から尾の先までがだいたい30cmくらいの大きさのチヌでした。好奇心モリモリの感じでした。その後、2時間くらいずっとその場所で見かけました。 片道600mを泳ぎきって、海水浴場北端にある突堤に到達しますと、今回はそこにライフガードの人たちの監視基地が設営されていました。この日はライフガードの人が10人くらい浜にいました。 折り返しを2回して、1.5km程泳いだところで早くもお腹がすいてしまいました。美味しそうなお魚をたくさん見ながら泳いだからかも知れません(笑)。今回も事前の補給が充分でなかったようです。泳いでいる途中での補給は全く準備していませんでしたので、そのまま泳ぎ続けるしかありませんでした。白身魚の刺身をヅケにして、どんぶりのすし飯の上にのせて、あさつきと青シソとゴマの刻みを散らしたものを食べたくなりました(笑)。 2km程泳いだところで、突然、左ひじの関節に、骨の中を走るような強い痛みを感じました。前回傷めた左ひじがまだ治っていなかったようです。なので、左手は深いところの水をかくようにして負担を減らして、だましだまし使いました。 距離が3kmを越えた頃、岸に近い、海水浴客が多いあたりを泳いでいましたら、2.5mくらいの深さの海底に、一片が15cmくらいの正方形で、薄っぺらくて、ブランド名を刻んだ金のプレートがついた、白いキルト生地のポーチが落ちていました。潜って行って拾い上げてみますと、中に少し重たい物が入っていました。ファスナーを開けてみますと、500円玉が2枚と100円玉が5、6枚程入っていました。海底で財宝を発見です(笑)。ちょうど岸にライフセイバーがいましたので、足元に投げました。ライフセイバーは自分に対して投げられた事に気が付かず、そのまま知らん顔をしていましたので、急いで岸まで上がって、拾って、「落し物です」と手渡しました。ですのでちょっとだけ上陸してしまいましたが、休憩をとるためではありませんでしたので、どうか「無上陸を継続」とみなしてください(笑)。 この海水浴場はいつもそうなのですが、午後3時半を過ぎた頃から波が強くなってきます。同じ距離を泳ぐのにも体力を余計に使わなくてはならなくなります。息継ぎの際には神経を使わないと大量に海水を飲んでしまう可能性があります。大量に飲んでしまいますと、もちろん溺れ死んでしまう可能性がありますし、少量であっても、血液中の塩分濃度が高くなってきて体がだんだん動かなくなってきます。また、波で体が揺すられると船酔いしますので、顔を常に正確に鉛直下方に向け続ける事にも神経を使わなくてはならなくなります。また、波の力が上半身、または下半身だけにかかった場合、波が大きいと腰にかなりの負担がかかります。 太陽の高度が低くなってきて、水温が徐々に下がってきました。水温が低い海での水泳は非常に危険です。体温を保つために体力を奪われますし、筋肉も吊りやすくなります。 岸にはだんだんと人影がなくなって来ました。スピーカーから「6時に閉門しますので、お車でお越しの方はそれまでにお帰り願います」というアナウンスが流れ始めました。「急がねば」と泳ぐペースを少し速めました。そして、体力的にはまだ少し余裕があったのですが、6往復したキリの良いところで海からあがりました。時計を見てみますと、午後5時55分でした。無上陸、無補給で5時間10分かけて7.2km泳いだ事になります。前回に続いて最長記録更新です。南海なんば駅から御堂筋と新御堂筋を北上して新大阪駅まで、または、東京駅から池袋駅までが、直線距離でだいたい7.2kmくらいのようです。 麦藁帽子に、白い前ボタンシャツに、白いステテコという姿の管理者らしき人が自転車でやって来ました。海の家のおじさんのコスチュームはやはりこれでないといけません(笑)。「車を早く移動してください」とせかされました。ペットボトルに足洗い場の水道の水を汲んで頭から3杯ほどかぶり、タオルで急いで体の水滴をおおかた拭いて、海パン姿で車に乗り込んでエンジンをかけ、海水浴場を出ました。門を出たすぐの所に車をとめて、体をきちんと拭いて服を着ました。 で、今回も保冷パックを添えて持って来ていたノンアルコールビールを手に持って砂浜に戻りました。前回ほどは体力が消耗していませんでしたので、夕暮れのビーチで飲むビールは美味しかったです。 夕暮れのビーチです。この日は西の空の日没地点あたりに厚い雲がかかっていまして、残念ながら夕日特有の朱色系統の発色がほとんどありませんでした。若い人たちがスケードボードの練習をしに来ていました。 アクロバット自転車の練習をしている人もいました。 海水浴場の東側(裏側)は干潟になっています。都市近郊に位置しながらこの海水浴場の水質が比較的良いのは、この干潟の水質浄化作用が関係しているのかも知れません。中央に写っている建物は和歌山県立医大付属病院です。 上空には月が掛かっていました。砂浜に打ち寄せる波のささやきがスネアードラムをブラシで優しく叩く音に、スケードボードが着地する音がスネアードラムの縁を叩く音に、遠く沖を行く船の汽笛がサックスに聴こえてきて、ボサノバアレンジの"Fly me to the moon"の演奏が僕の頭の中で始まりました。7度とか9度とか6度などの音が足された甘い響きの和音が次から次へと優しく押し寄せてきます。かすかに白く濁った海水を透って海底に届いた青い陽光のようでもあり、月面の砂に反射して地球に届いた真珠色の月光のようでもあります。 完全な夜が来るのを待たずにビーチを後にしました。帰り道は助手席側の窓を開けて、押さえ気味の心地良い優しい排気音を聞きながら車を走らせました。 次回はもっと早い時間にビーチに到着するようにして、更なる記録更新を目指したいと思います。
by pascor
| 2009-08-15 00:01
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