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潰瘍性大腸炎患者に対してATM療法がいちじるしく効いた例と効かなかった例の医学的報告をネット上で発見しましたので、皆さんに紹介したいと思います。 【著効例】 [ATM療法が著効した潰瘍性大腸炎の一例] 甲信越地方会のプログラム (日本語) 18歳の女性ということで、ステロイド剤の服用が不規則となることは担当医としては想定しておかなくてはいけないことなのだと思います。若い女性にとっては、ひどいニキビやムーンフェイスは死ぬよりつらい副作用であるということを理解してあげなくてはいけないと思います。 ステロイド剤も血球除去療法も効かなくなり、輸血が必要なほどの下血があったということで、ひょっとすると危ない状態だったのかもしれません。 ATM療法を開始してすぐに著しい効果があったようです。効かないのにステロイド剤を退院時に内服していたのは、ステロイド剤は急激に投与量を減らしてはいけないからだと思います。 同じ患者として、無事に退院出来たという一文を目にしてほっとします。本当に良かったと思います。 【無効例】 Infliximab が有効であったシクロスポリン抵抗性難治性潰瘍性大腸炎の1 例 (日本語)(PDFファイル) 日消誌2008;105:679―685 5ASA剤、ステロイド剤、GCAP(血球除去療法)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、アザチオプリン(免疫抑制剤)、ATM療法(フソバクテリウム・バリウム除菌療法)、VSL#3(善玉菌製剤)、LCAP(血球除去療法)が効かなかったということで、広島クリニックの漢方以外の治療はほとんどやり尽くしたという感じですが、インフリキシマブ(商品名:レミケード)で改善して本当に良かったと思います。 サイトメガロウイルスの検査を1つの方法でしか実施していないので、このウイルスによる腸炎を合併している可能性を充分に除き切れていないかも知れません。 ところで、Figure(図)4の内視鏡像の真ん中に見られるのは一体何なのでしょうか? 粘膜に食い込むタイプの寄生虫でしょうか? 血管がこのように浮いて見えることもあるのでしょうか?
by pascor
| 2008-08-24 16:37
| 潰瘍性大腸炎
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Comments(13)
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monaka-deutsch at 2008-08-24 18:03
治療の選択肢が広がっていくのはいいことですね。それにしてもInfliximabの人、入院期間が364日、ってほぼ一年間。そのまま寛解を保ってほしいものです。定期投与がポイントだと思います。私も定期投与されたかった…。内視鏡の真ん中のにょろは気になりますね。ひきつれのような感じにも見えます。
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草はみ
at 2008-08-24 19:16
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monakaさん
1年間の入院って長かったでしょうね。医学的報告ですから淡々と書かれていますが、患者側から闘病記を書いたらそれは壮絶なものなのでしょうね。今はどうなさっているのでしょうか。 monakaさんはレミケードを3回ほどされていましたね。最後の投与から5ヵ月間ほど緩解が継続したようですが、再燃したそうで心配しております。 大腸でみつけられた寄生虫アニサキスの画像 ↓ http://homepage2.nifty.com/sugiharaclinic/clinic-sub12c.htm#10 比較してみると、寄生虫のアニサキスではないようですね。よく考えればアニサキスは白色でした。浮き出た血管かもしれません。
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monaka-deutsch at 2008-08-24 22:58
草はみさん
アニーの写真はうええでした。あんなのが腸にいたら、動いているのが感じられるかも。 レミケード、最後にしたのが4月上旬だったので、4ヶ月で再燃ということになります。短い夢でした。やっぱり継続しないと持ちませんね。とほほ。 こういう医学的報告って長いスパンのをあまり見たことがありません。患者さんのその後、すごーく気になります。
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草はみ
at 2008-08-24 23:43
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monakaさん
そう言えば、「見る覚悟のある方だけこのURLの画像を見てください」というのを書くのを忘れていました。 4ヵ月間でしたか。クローン病では緩解を維持するためには8週ごとの投与が必要とされていますから、それと比べると2倍ほどの期間でしたね。 日本に帰っていらっしゃれば広島クリニックの漢方なりATM療法などの更に別の選択肢があるのですが。
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monaka-deutsch at 2008-08-25 01:00
草はみさん
なるほどそういう考え方がありましたね。2倍2倍。ザッツポジティブシンキング。日本に帰ったら他の治療法を試そうと思います。草はみさんの実験精神を見習いたいものです。お薬取り寄せはさすがにちょっと勇気がないのでできませんが。
初めまして
飼っている猫がIBDでして、いろいろ検索していてたどり着きました コメントする立場ではないと思いますが、お許しください 最近はペットの犬、猫、フェレットなどにIBDが爆発的に増えております 治療法、薬などは人間とほとんど同じです (手術や白血球除去療法などは当然ありませんが) たぶん、犬猫用に当てはめてフィードバックしているのでしょう もっともっと画期的な治療法が出てきて、 早く犬猫の治療にも還元してもらえることを期待しています こちらのサイトは凄い情報量ですね。しかも分りやすい!
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草はみ
at 2008-08-28 20:42
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monakaさん
生薬お取り寄せは、良い子の皆さんは真似をしないで下さいね。
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草はみ
at 2008-08-28 21:51
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9猫飼いさん
最近は犬や猫などのペットにも炎症性腸疾患(IBD)が増えているそうですね。 プレドニゾロンなどのステロイド剤やアザチオプリン、シクロスポリンなどの免疫抑制剤など、確かに人間と同じですね。しかしどうして5アミノサリチル酸製剤を使わないのだろうと思いましたら、猫や犬にはサリチル酸化合物は猛毒なんだそうですね。初めて知りました。 合併症に胆管炎があるところなどは、どちらかと言うと潰瘍性大腸炎に近い特徴かもしれません。一方、ウシなどではヨーネ病といって人間のクローン病に特徴がよく似たIBDが多いようです。 獣医の先生も潰瘍性大腸炎に対するATM療法の存在をどうやら知っているようですが、試してみたとの情報はみつけられませんでした。3剤とも単剤としては使われているようですが。 [下に続く↓]
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草はみ
at 2008-08-28 21:55
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食べられなくなって衰弱していく子達も多いようですね。ところで、以前、工事が完了してしばらく人気の無い工事現場でワラビ採りをしていましたら、作業員の人たちに飼われていた野良犬の親子が腹をすかして「何か食べさせてくれ」と寄って来たのですが、食べるものを何も持っていませんでした。しかしクローン病患者が栄養摂取に使うエレンタールを山で遭難したときのために備えて持っていましたので、これを落ちていた深皿に注いでやって、「さあ、お飲み。たくさん栄養素が入っているよ」と差し出してみたら、やせ細ってお腹がかなり減っているはずなのに2口飲んだだけで飲むのをやめました。犬はエレンタールを生理的に問題があって飲めないのかもしれません。まずいのは確かですが、、、
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9猫飼い
at 2008-08-29 10:55
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ご丁寧なコメント、ありがとうございます
ATM療法に注目していますが、生検が不可欠であれば 犬猫にはどうかな?と(人間と違って全身麻酔です) 私の地元(札幌市)では、今年ようやく総合病院で初めて IBD外来をもつ病院がでて来ました 縁あって開設発表会に行きましたが、盛況でした UC、CDの患者さんが、早くより良い生活が出来るように 願っております。 ついでにうちの猫にも...
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草はみ
at 2008-08-29 21:05
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9猫飼いさん
生検は必須ではありません。ATM療法の治験に参加するときには科学的データをとるために必須なのですが、科学的考察がいらない場合は生検は特に必要ではありません。 IBD専門外来を開設している病院が全国的にも増えてきました。ある意味いいことですが、患者数が増えているという事実を反映したものでもあり、複雑です。
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DRT
at 2008-09-06 20:04
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黒いのはおそらく食物関連のごみと思います。寄生虫ではないようです
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草はみ
at 2008-09-06 23:53
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食物かすの可能性有りですか。
ところで、先生は内視鏡をしている時に寄生虫くんがコンニチワしてきた事はありますか?
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