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NHKのTV番組『ガッテン!』が本日、大腸癌の予防に関する内容を放送するようです。 番組予告の動画を見ますと、メイン司会の立川志の輔が、青黛に関連する或る物質の水溶液を美味しそうに飲んでいまして、なんだか感慨深いです。 番組の中で大腸癌の予防効果が期待できる或る安価な市販薬剤が紹介されると思いますが、潰瘍性大腸炎患者においてはどうなのかという問題もありますし、薬剤の放出の設計やペンタサ、アサコール、メサラジンなどの5アミノサリチル酸系治療薬との飲み合わせの問題もありますので、丸呑みはなさらず、潰瘍性大腸炎を治療している医師の意見を聞いたほうが良いと思います。また、5アミノサリチル酸系治療薬にも同じく大腸癌予防効果がある事が複数の医学論文によって報告されていますので、追加で服用する必要はないのではないかと思いますが、そのあたりも潰瘍性大腸炎を治療している医師の意見を聞いたほうが良いと思います。 【番組公式サイト】大腸がんにならないぞSP(仮) - NHK ガッテン!(予告動画あり) 放送されましたら、視た感想をこの記事の続きに書きたいと思います。 放送を視ての草はみのコメント: ◆大腸内視カメラの前処置としての腸管洗浄で便秘が治ったり、体の調子が良くなったり、肌のツヤが良くなったり、健康的に痩せたりという、うれしい副作用が起こる事がある事が番組中で紹介されていましたが、この事は、実はかなり前から知られていました。美容医療の分野に「腸内洗浄」(コロンハイドロセラピー、colon hydro therapy)(コロンクレンジング、colon cleansing)(コロニックイリゲイション、colonic irrigation)という施術がありまして、世界中のセレブリティーズ(celebrities、(お金持ちな)有名人達)が定期的に専門の美容クリニックを訪れて、やっているそうです。この場合、洗浄液は口から飲むのではなくて、専用のホースで肛門から注入し、そして排出するようです。腸管洗浄剤を飲むのがつらいと感じる事もあるかと思いますが、「世界中のセレブが美容のためにやっている」と考えながら飲むと、少しは楽になるかも知れません(笑)。 ところで、洗浄剤の味覚的マズさを軽減するために、洗浄剤をキンキンに冷やして飲んでいる人がかなりいらっしゃると思いますが、人間の体は冷たいものを一気に大量に飲むと吐き気を催す、または吐いてしまうようにできています。体温が一気に低下して、低体温症になって命が脅かされるのを防止するために、生まれつき体に備わっている機能が発動するからであると言われています。ちなみに、先述の美容分野での腸内洗浄では、体温に暖めた洗浄液を注入しているようです。 ◆大腸内視カメラの実施中に青い液体、インジゴカルミン溶液を散布する時に、機動戦士ガンダムのアイキャッチの音声が何度も使われていました。 ◆50歳前後で大腸壁に腺腫(せんしゅ)が見られない人は大腸癌になりにくい体質で、見られる人はなり易い体質であると番組で紹介されていましたが、これはもちろん一般の人においてでありまして、私達、潰瘍性大腸炎やクローン病の患者におきましては、腺腫以外に大腸癌へのなり易さを大きく左右する要素がほかにも幾つかあります。例えば、潰瘍性大腸炎の病変範囲が全大腸型の人は大腸癌発症のリスクが高めである事が知られています。 ◆アスピリンの常時服用で大腸癌のリスクが下がるという事実が番組で紹介されていましたが、欧米では、アスピリンを大腸で放出するように設計された錠剤であるバイアスピリン(アスピリン腸溶剤)を、医師の指導の下に、予防のために毎日飲むという事が行なわれています。ちなみに、「バイアスピリン」の「バイ」は、「倍」ではなくて、開発した製薬会社「バイエル社」の「バイ」です。 アスピリンは市販薬として日本でも薬局で簡単に手に入りますが、「バイアスピリン」(登録商標)は腸で溶けて有効成分であるアスピリンを放出する設計になっていまして、処方箋がないと入手できない処方箋医薬品です。しかも、大腸癌の予防の目的で処方する事は、日本ではまだ保険認可されていません。最近臨床治験が始まったばかりです。ちなみに、番組に出演していた石川秀樹医師がリーダーとなって治験が進められています。大阪市中央区でクリニックをやっておられて、潰瘍性大腸炎の患者もたくさん診察してこられた医師です。京都医科大学で研究者として大腸癌予防の研究もしておられます。 ところで、潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬である薬剤「メサラジン」(商標名「ペンタサ」「アサコール」など)に、患者の大腸癌を予防する効果がある事が知られていますので、私達患者は、メサラジン製剤を服用しているのならば、わざわざバイアスピリンを飲む必要はないかも知れません。 薬剤「アスピリン」の化学名は「アセチル・サリチル酸」で、薬剤「メサラジン」の化学名は「5アミノ・サリチル酸」です。大きなくくりで、両者とも「サリチル酸系治療薬」に属します。サリチル酸系の薬剤を多く使用するとサリチル酸中毒症という副作用が現れる事があり、嘔吐、耳鳴り、発熱、錯乱などの症状がみられるそうです。サリチル酸系治療薬に属する薬剤は、そのほかに、サリチルアミド、エテンザミド、サリチル酸メチルなどがあります。それらサリチル酸系治療薬の重複使用は危険な場合がありますので、薬剤師のアドバイスを受ける必要があると思います。 ◆番組内で「大腸癌は進行がゆっくりなので、発見に3から4年かかっても、それほど心配はない」と紹介されていましたが、これはもちろん一般の人においてでありまして、潰瘍性大腸炎患者によくみられる癌は「浸潤性」と呼ばれる物で、癌組織と正常組織の境がはっきりしない事が特徴で、進行が早い事が知られていますので、注意が必要です。早期発見が必須ですので、毎年の大腸内視カメラ検査が推奨されています。 【関連情報源】 ◆「アスピリンが大腸がんを防ぐ」ってホント? 米政府機関はお墨付きを与えたが・・・ J-CASTヘルスケア 2016/4/25 11:30 ◆アスピリンで大腸がん予防 ポリープ除去の7000人に再発率調査 ZAKZAK 2015.12.01 ◆大腸がん、アスピリンで予防…7千人臨床試験 yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) 2015年11月30日 ↑記事中に「1錠5・6円」とあるのは「1錠56円」の間違いだと思います。
by pascor
| 2016-10-26 04:44
| 潰瘍性大腸炎
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Comments(2)
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dialogues
at 2016-10-26 06:46
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草はみさん、こんにちは
とてもお元気そうで何よりです さて、青黛の服用1ヶ月で症状が改善され、その後便秘が酷くなってきたため服用を中止し、3週間程で血便が見られ慌てて服用を開始。再燃1週間後に2ヶ月待ちで予約していた広島スカイクリニックへ行き、シレイサンを飲み始めたところ、今度は腹痛を伴う軟便や下痢が起こるようになりました。青黛に変えるかこのままシレイサンを服用するか迷っています。 プレドニンとペンタサを止めて3ヶ月となりますか、股関節や踵などの関節痛、太ももやお尻の筋肉痛のような痛みも続いています。UCの合併症なのか、ステロイド離脱によるものなのか、または、現在飲んでいるアレンドロン酸錠(骨粗しょう症予防薬)の副作用なのかわからず、不安です。 どうしたもんですかねぇ
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草はみ
at 2016-10-26 22:28
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dialoguesさん
>青黛の服用1ヶ月で症状が改善され、その後便秘が酷く 下痢が便秘になってしまう事が結構あるようです。そういう場合、服用量を減らせば改善するのかどうか、まだ情報が少なくてよく分かりません。 >広島スカイクリニックへ行き、シレイサンを飲み始めたところ、今度は腹痛を伴う軟便や下痢が起こるようになりました やはりスカイクリニックへ電子メールを送信して指示をもらうべきではないかと思います。TとかBとか、送られて来る漢方にも幾つかバージョンがあるようですが、違うバージョンを服用するように指示が出て、送られて来るかも知れません。あるいは、服用量の変更指示が出るかも知れません。 もちろん青黛に戻す選択肢をとるのもdialoguesさんの自由だと思います。やはりその場合でもスカイクリニックにその旨を告げたほうがいいと思います。 >プレドニンとペンタサを止めて3ヶ月となりますか、股関節や踵などの関節痛、太ももやお尻の筋肉痛のような痛みも続いています。UCの合併症なのか、ステロイド離脱によるものなのか、または、現在飲んでいるアレンドロン酸錠(骨粗しょう症予防薬)の副作用なのか やはりよくあるのがステロイド剤であるプレドニゾロンの離脱後症状だと思いますが、アレンドロン酸錠は短期間くらいなら服薬をやめても大丈夫だと思いますので、処方してくれた医師と相談して、試しに服薬を短期間だけやめてみて確かめるという方法もあると思います。
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