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一昨日の3月29日、天気が良かったので江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の花を観に出かけました。 商業施設の植え込みに植えられていたエドヒガンザクラです。ソメイヨシノより一足早く満開になっていました。 江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)という名前のうちの「江戸」は野性木が関東に多く見られるので付いたようです。「彼岸」は春のお彼岸、つまり春分の日を中日(なかび)とした7日間の頃に咲くというところから付けられたそうです。日本で最も多く植樹されているソメイヨシノは、このエドヒガンザクラとオオシマザクラを掛け合わせる事によって江戸の造園業者によって生み出されたようです。つまりエドヒガンザクラはソメイヨシノの親ということになります。ソメイヨシノは成長が早いのですが、木としては比較的短命です。それに対して、エドヒガンザクラは長寿で、樹齢が数千年の老木も存在するそうです。 青い空と暖かな春の陽光に花一輪一輪が喜んでいます。 エドヒガンザクラの奥に咲いている白い花はモクレンです。気品がある大振りの花を咲かせる木です。 花びらは少し透けていますので、背景によって花色の写り方も変化します。撮影アングルを探すのに結構苦労します。 ほかの植え込みとのコントラストも感動的です。 満開を過ぎた木もありまして、新緑の若葉が出始めていました。ソメイヨシノと同じく、葉が出るのは花が終わってからです。 花の形はソメイヨシノに良く似ています。雄蕊(おしべ)や萼(がく)の形もすごく似ています。 交差点脇の植え込みで咲いていた、同じくエドヒガンザクラの花です。 原付バイク達「うわあ、きれいに咲いてるなあ」 日当たりが良い場所に植えられています。 道路の端に、落ちた花びらが吹き溜まっていました。 カメラを構えてじっと待っていましたら、突然颯爽(さっそう)とした一陣の風が吹いて、たくさんの花びらが華麗に舞いました。日本人の感性に最も強く影響を与えてきた情景の一つです。 右下のエドヒガンが既に散り始めているのに対して、左上のソメイヨシノはまだ一分咲きです。 江戸彼岸「染井吉野はん、次たのんまっせ」 染井吉野「よっしゃ、まかせといて」 このソメイヨシノのトンネルが見られるのは来週の週末くらいになりそうです。 ソメイヨシノは、蕾(つぼみ)もその形と色がいいです。 或る団地の植え込みで咲いていた鑑賞種の桃の花です。接木をしたわけでもないのに同じ幹から桃色の花と白色の花が咲く品種のようです。 八重咲きの桃の花は、木全体としては華麗な印象ですが、 花一輪一輪には独特の優しさを感じます。 間もなくソメイヨシノと果実品種のモモ畑が満開となります。楽しみです。
by pascor
| 2014-03-31 00:05
| 雑記
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Comments(2)
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みい
at 2014-03-31 10:58
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わぁ~とっても綺麗ですね!
青空に桜の色がとても映えて素敵です。 まだこちらは咲いてません・・・(家の近くに桜の木が無いのもありますが) 近いうち少し足をのばして桜を探しに出かけたいと思います。
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草はみ
at 2014-03-31 23:27
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みいさん
花の美しさをまだまだ自分は知らずにいたという事を、皆さんに感動をお伝えできるような写真を撮ろうとカメラを持って出かけるようになって初めて自覚しました。今は日本国民のほとんどが普段カメラを携帯して持ち歩いているような時代ですから、花の美しさが更に深く再発見されるようになれば、精一杯の力で咲いている花たちも喜ぶと思います。
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